低温と乾燥によるヘアケアの方法

1932年頃、日本においてシャンプーといわれるものが発売されました。
1962年頃、テレビの普及により、日本全国の多くの人々がシャンプーを使用するようになりました。
シャンプー剤の成分も、現在のものに比べると決して安心、安全な配合成分ばかりではなかったようです。
シャンプー誕生から約80年、多くの人達は頭皮、頭髪を洗い続けて、その上ちまたにあふれかえっているヘアケア製品を、あるがままに受け入れ、使用してきた結果多くの方が大なり、小なり頭皮、頭髪のトラブルを「獲得した」のです。
気温や湿度の低い冬季、肌も頭皮も髪も異常乾燥状態です。
気温が低くなると血液は生命維持のため、内臓中心に流れます。
手足や顔の表面、頭皮の皮膚温は低くなって、皮脂は分泌されても流動性が弱くなり、汗の出も少なくなってしまいます。
そのため自分独自の天然クリーム「皮脂膜」が激減してしまいます。
そして追い打ちを掛けるように乾燥が押し寄せ、フケガ出やすい、頭皮がかゆい、抜け毛が多い、切れ毛や枝毛が多い、髪がぱさつく、ヘアスタイルがまとまりにくい、
そして静電気によりほこりやゴミが付きやすい、といろんな害が発生してしまいす。
これらの要因から頭皮、頭髪を守るためのヘアケアをしなければなりません。
まず、正しいシャンプーをすることです。(ビューティーアドバイス「正しい髪の洗い方~健康な頭皮で美しい髪に~」参照)
そして、正しいドライヤーの使い方をします。(ビューティーアドバイス「正しいドライヤーの使い方」参照)
ここまでは、乾燥には関係なく年間を通して行います。
乾燥時季は、顔に使用するローション(化粧水)またはミルクローション(乳液)を指先に塗布して、前頭部、頭頂部の頭皮に軽く押さえるようにつけます。
ブラッシングは毎日しましょう。血流を良くして、皮脂を髪の毛にのばし、もつれ毛を直し、汚れやゴミを落とします。
ブラシの目はあまり密集していないもので、毛先のまるいものを、できればクッション性のあるものをお勧めします。
外出時は帽子やスカーフを使用して防寒、防乾燥対策をしましょう。
寒くて乾燥をする冬から、頭皮、頭髪を守るために以上のことを面倒がらずに続けてみましょう。
