正しいドライヤーの使い方

以前の「ヘアケアの基礎知識~髪の構造を知ろう~」でもご紹介しましたが、
髪の一番の大敵は乾燥です。
ドライヤーは、ぬれた髪を乾かしたり、ヘアスタイルを整えたりと便利なものですが、
ドライヤーの吹き出し口からは、なんと100℃以上もの熱風が出ています。
髪は温度を感じないため、長くあてたり、近づけすぎたりすると髪がやけどをしていることも多々あるのです。
今回は髪にダメージを与えぬよう、正しいドライヤーの使い方をご紹介します。
■ドライヤーを使う時は必ず髪から15cm~20cm離して!
髪は正常な状態では、12~13%の水分を蓄えています。
ドライヤーでその水分を奪いすぎてしまうと、ツヤがなくなるだけでなく、
枝毛・切れ毛の原因になってしまいます。
さらにひどい場合には、頭皮が乾燥して細かいフケが出たり、炎症を起こすこともあります。
ドライヤーを使う時は、必ず髪から15cm~20cm離すこと。
同じところに長くあてないように、小さく動かしてください。
合わせて、手ぐしで髪をほぐしながら、髪の内側にも風を送ると、ブローの時間が短縮できます。
■ドライヤーを使うときは髪を濡らしてから!
髪がぬれていると、髪の温度はあまり上がらないのですが、乾いてくるとすぐに温度が上がります。
その時に髪は一番ダメージを受けやすく、髪の内部まで乾燥したり、髪の表面のキューティクルがはがれたりして、
枝毛・切れ毛になってしまいます。
特にスタイリングする際は、髪を軽く湿らすか、ローションなどのスタイリング剤を使用してブローしてください。
スタイリング剤の中には、ドライヤーの熱で燃えて煙が出るものもあります。
「火気厳禁」と書かれたものや、アルコール、オイルが多く入っているものは、
使用の際には説明書を読むようにしましょう。
■髪にやさしいドライヤーのコツ
■「マイナスイオンドライヤー」でツヤ髪の理由
「髪がきれいになる」と人気のマイナスイオンドライヤー。
どんな効果があるのでしょうか。
髪の表面はプラスに帯電しやすく、ホコリなどを寄せ付けやすくなっています。
マイナスイオンは、マイナスのイオンを帯びた酸素と空気中の水が結合したもの。
静電気を中和させるだけでなく、髪の表面や髪の内部にまで水分が行き渡るため、乾燥しやすいブローの際にも髪の適切な水分量がキープできるというものです。
マイナスイオンドライヤーなら、髪を傷めないでブローできるのでオススメです。