美容と健康は咀嚼から

私たちの生活の中で毎日欠かすことのできないものが食事です。
では、食べ物を口の中へ入れたとき、あなたはその食べ物を何回かんでいますか？
たいていの人は５～６回、といったところではないでしょうか。

咀嚼とは歯で食べ物をよくかみ砕き、味わうことです。
ではこれが一体なぜ美容や健康と関係するのかということになります。

食べ物をよくかんで細かくすることにより、唾液とよく混ざり、食べ物は胃や腸でその栄養素が吸収されやすくなります。
すなわち、栄養素が体内に取り込まれやすくなるので、健康に大きく影響します。
バランスのよい食事をただ摂るのではなく、そこに「よくかんで食べる」をつけ加えてみてください。
また、かむことによって使われる筋肉、これには咬筋・外側翼突筋・内側翼突筋・側頭筋があります。
これらは咀嚼筋とよばれ、この咀嚼筋を鍛えることによってシワやたるみを予防するといった効果も期待されます。

たとえば「顔ヨガ・表情筋運動」のなかでは咬筋・側頭筋にはあごのたるみやゆるみを予防したり、翼突筋には二重あごをなくす、などといった働きがあります。

食べ物の種類や硬さでかむ回数は違ってきますが、次の食事のときからちょっとだけ食べ物を意識してかんでみてください。
食べ物をよくかんでよく味わうことで、あなたが今まで感じていた「楽しい食事」から「美しくなる食事」に、と変わるかもしれません。
かむという毎日の小さなトレーニングで、美容と健康を維持しましょう。