老化とストレス

最近の女の子は、肉体的にも精神的にも発達が良く、早熟だと思います。
平均すれば10歳~11歳で初潮をみると言われています・・ と言うことは生理的には一人前の女性としての機能が完成したことになります。
古代社会においては、12歳~13歳で結婚をして出産するということは、あたりまえでした。
日本でも江戸時代くらいまでは、結婚適齢期は16歳~18歳、19歳~20歳になると年増(としま)と言われ、23歳ともなると大歳増(おおどしま)、25歳を過ぎるとなんと姥桜(うばざくら)と言われていたそうです。
結婚適齢期は、どうも平均寿命と関係あるのではとも言われ、平均寿命のほぼ半分の年代で結婚をしていたようです。
古代の女性の平均寿命は25歳~26歳で、結婚適齢期は12歳~13歳、織田信長が舞いを舞いながら口ずさんでいた「人間、わずか50年」戦国時代から江戸時代は少なくとも20歳までには結婚をして
子供を産むのが普通だったようです。
平均寿命が80歳を越している現代社会においては、生物的結婚適齢期は40歳と言うことになります。
平均寿命が延びて、遅くなってもよい成熟期が早まり、早く成熟するということは、早く老化がはじまり、現実的に肌の老化は20歳から始まっています。
かつてはお年寄りの病気だった骨粗しょう症や代謝異常も年々若年化したかと思うと、エネルギッシュで老化とは全く無縁に人生を謳歌している女性も数多くいらっしゃいます。
この個人差はどこから来るのでしょうか? その要因を迫っていくとどうも現代社会におけるストレスが大きな原因ではないかと思います。
ストレスは、老化促進剤のようなもので、ストレスを感じた場合、人の細胞は2通りの反応を示すのだそうです。異常にその働きが活発化するか、異常に萎縮するかどちらかに、どちらにしてもゆるやかに老いていくことができなくなり、ガクンガクンとデジタル的老化をしてしまいます。
ストレスとは外界からあたえられた刺激が生体の許容量を超えそうになったときに、その防衛反応として一時的な肉体的、精神的錯乱、忘却、痴呆というかたちであらわれます。
平均寿命の延びた現代女性の老化との戦いは、"なが~い"ものになりそうです。
美しくゆるやかに歳を重ねるためには、紫外線(光老化)と乾燥(乾燥老化)そして心穏やかに楽しく毎日を過ごすことです。