なぜ髪の毛は白くなるの?

髪の毛は、もともと色がついていない白い色で生まれます。
頭皮の中で成長していく過程で、メラノサイト(色素形成細胞)からメラニン色素を取り込んで、髪に色がつきます。
このメラノサイトが何らかの要因で機能が低下すると白髪になるわけです。
そして、色素を作るのに欠かせない「チロシナーゼ」という酵素が減少すると白髪が増えることになります。
白髪になる原因
・ 頭皮の皮膚疾患。
・ 病気やダイエットなどによる、栄養障害。
・ 病気や病気による薬の服用。
・ 事故などで大きなショックを受けた後。
・ 遺伝によるもの。
・ 加齢によるメラノサイトの機能低下。
この他にも、ストレスにより円形脱毛症で全て脱毛してしまって、次に生えてきた髪の毛は真っ白だったという例もあります。
また、昨年6月に色素細胞の基の「色素幹細胞」が紫外線により損傷を受けて枯渇してしまい、色素をつくらなくなると発表されています。
マリーアントワネットは、一夜にして髪が真っ白になった?
そんなことありえません、髪は1日に約0,35mmしか伸びません。
個人差はありますが、一ヶ月に約1㎝前後、ロングヘアーが一気に真っ白になることはありえません。
頭皮から出ている髪の毛は死んでいます。
幽閉されていた彼女は髪の手入れをしないことにより、乾燥をしてパサパサになり白く見えたのではないかと思われます。
マリーアントワネットは黒髪ではなかったようですから、よけいに白く見えたのかもしれません。